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《初めての家づくり》工務店に対する不信感をなくすためのコツとは?

目次

1.はじめに

工務店との信頼関係の重要性

自分の理想の家を建てるためには、工務店との良好な関係性は不可欠です。しかし、初めての家づくりとなると、どうしても工務店に対する不信感が生まれやすいものです。

それは、家づくりが初めてで何が何だかわからない状態からスタートするため、工務店とのコミュニケーションがうまく取れなかったり、自身の希望がうまく伝わらなかったりすることが原因です。また、工務店側も顧客の意図を汲み取ることが難しく、間違った解釈をしてしまうこともあります。

これらの問題を解消するためにも、工務店との信頼関係を築くことは大変重要です。それは、顧客自身が発注者であり、最終的な品質判断者であるからです。信頼関係が築けると、自分の希望に近い家が建てられ、納得のいく家づくりが実現可能になります。

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。失敗は許されません。だからこそ、工務店との信頼関係は重要なのです。

2.工務店に対する不信感の原因

工事日程の遅延

家づくりにおいて、工務店との信頼関係にひびを入れる一因として「工事日程の遅延」が挙げられます。この問題は、お客様の期待と現実のギャップが生まれ、不信感を招く要因となり得ます。

工事スケジュールが遅延する主な原因は、以下のようなものがあります。

  1. 工事の進行具合に見合わない工期の設定
  2. 天候不順や材料の納期遅延による影響
  3. 現場で発生した予想外の問題への対応

これらの原因により工事日程が遅延することは避けられませんが、その際に重要となるのが「適切なコミュニケーション」です。遅延の理由と対応策を明確に伝えることで、お客様の納得感を得やすく、不信感をなくすことが可能になります。

言った・言わない問題

工務店と顧客との間で、「言った・言わない問題」は大きな不信感を生む要因となります。特に、家づくりは長期的なプロジェクトであり、初めての経験者にとっては不明瞭な点も多いため、この点をクリアにすることが重要です。

具体的には、打ち合わせで顧客が伝えた内容や希望が、工務店に的確に理解され、反映されているかどうかを確認することが必要です。そのためには、「打ち合わせの内容を明確に記録し」、「双方で共有する」ことが基本となります。

また、これらを具現化するためには以下のテーブルのような形で記録を取ると良いでしょう。

日付打ち合わせ内容確認事項次回のアクション
例)1/1木材の種類の決定ヒノキを使用するヒノキの見積もりを取る

このような明文化により、「言った・言わない問題」は大幅に減少し、工務店への不信感を解消する一助となるでしょう。

お客様とのイメージの相違

不信感の一因となる「お客様とのイメージの相違」。これは、工務店とお客様の間で家づくりに関する思い描く理想像がズレてしまうことを指します。

例えば、 1.素材の感触や色合い2.設備の操作性 3.間取りの広さや使い勝手

以上のような具体的な要素で想像が異なることが、後に不信感へと繋がります。

重要なのは、「具体的にどのような家を希望するのか」を十分に共有することです。これには、実際にショールームを訪れたり、カタログや3Dパースを用いたりすることが効果的です。また、工務店側もお客様のニーズを丁寧に引き出し、理解することが求められます。これらを行うことで、お互いのイメージのギャップを無くし、不信感を解消することが可能となります。

3.不信感を解消するためのコミュニケーション方法

打ち合わせ記録の徹底

家づくりのプロセスでは、打ち合わせが何度も行われます。その打ち合わせの内容や約束事を正確に記録することで、工務店とお客様の間の「言った・言わない」の問題を未然に防ぎます。

具体的には、以下の3つを実行すると良いでしょう。

■ 打ち合わせ内容のリスト化 打ち合わせで話し合った項目をリスト化しましょう。これにより、必要な項目がすべてカバーされているかを確認しやすくなります。

■ 合意事項の明記 打ち合わせで合意した事項は明記し、双方で確認しましょう。これにより、「こんな話はしたっけ?」という不信感を払拭できます。

■ 打ち合わせ記録の共有 打ち合わせの後、記録を双方で共有します。これにより、相手がどう理解したかをチェックし、誤解がないかを確認することが可能となります。

以上の3つのポイントを押さえながら、工務店と信頼関係を築くためのコミュニケーションを進めていきましょう。

社内での情報共有

工務店における「社内での情報共有」は、お客様からの要望や約束事を全スタッフが把握し、スムーズな対応をするために必要なプロセスです。

例えば、お客様からの細かい要望や提案されたプランの変更内容、打ち合わせでの状況などは、全ての関連スタッフが正確に理解し、適切に反映することが求められます。そのためには、打ち合わせごとの報告書を作成し、全スタッフで共有するといった手段が効果的です。

また、定期的に社内ミーティングを開催し、各スタッフが現在把握している情報を共有するのも一つです。これにより、誤解や情報の齟齬をなくし、お客様に対する信頼を深めることが可能になります。

信頼関係を保つためには、スタッフ全員がお客様の要望を理解し、それに沿った対応をすることが不可欠です。そのための最初の一歩が、工務店内での情報共有となります。

打ち合わせの工夫、3Dパースの使用

打ち合わせの工夫として、最近では3Dパースの使用が注目を集めています。3Dパースは、コンピュータを用いて物件の立体的なイメージを生成する技術です。

まず、3Dパースを活用することで、家の配置や間取りなど、具体的なビジュアルを共有できます。これにより、依頼者と工務店との間でイメージのズレをなくすことが可能です。

さらに、3Dパースは変更も容易。打ち合わせ中に「部屋の配置を変えてみたい」「違う色合いはどうだろう」等、新たなアイデアや変更点が出てきた際も、その場でビジュアルを修正し、すぐに確認することができます。

このように、3Dパースを活用することで、工務店と依頼者とのコミュニケーションがスムーズになり、信頼関係を築くための一助となります。

工事中の現場打ち合わせ

工事中の現場打ち合わせは、工務店への不信感をなくすために重要なポイントとなります。

工事進行中に現地で確認することで、進行具合や問題点を共有し、理解を深めることが可能です。例えば、

・打ち合わせ日:毎月第一土曜日 ・時間:午前10時~ ・確認事項:工事進行状況、問題点の共有、改善点の提案

といった具体的な項目を定め、定期的なコミュニケーションを図ることが大切です。また、現場打ち合わせでは、工務店側が進行状況を写真付きで説明し、客観的な理解を助けることも有効です。

このように、現場打ち合わせを通じて、工務店と顧客の間に透明性を持たせることで、不信感を解消し、信頼関係を築くことができます。

お客様自身にも確認してもらう

工務店とのコミュニケーションでは、お客様自身が積極的に関与し、確認作業を行うことも重要です。

たとえば、現地での打ち合わせ時には、設計図を基に工事進行状況を確認しましょう。また、使用予定の建材や設備も事前にチェック。イメージと違っていた場合や、不明な点があればすぐに工務店に質問することも必要です。

また、工事中に発生する変更点や追加要望等は、書面に残すことで後のトラブルを防げます。

以下に主な確認ポイントをまとめました。

確認ポイント内容
工事進行状況設計図と現地の状況を比較
建材・設備使用予定のものと実際のものを比較
変更点・追加要望書面に残し、工務店と共有

このように、お客様自身が主体的に行動することで、工務店との信頼関係を深め、不信感を解消することができます。

4.信頼関係を築くために工務店が行うべきこと

適切な工期の設定

工務店とお客様の信頼関係を維持する一つの鍵となるのが、適切な工期の設定です。工事日程が遅延すると、お客様は不信感を抱いてしまう可能性があります。

具体的な工期の設定は、以下のようなステップで行われます。

■計画段階 工事の詳細と共に、工期の予測をお客様に伝えます。そして、予定工期を設定します。

■施工段階 工事が進行するごとに、現状の進捗状況を確認し、必要に応じて工期の見直しを行います。

■最終確認 最後に、全工程が完了したときに最終的な工期を確認します。

これらの慎重なステップを踏むことで、お客様との信頼関係を保ちつつ、工務店としても業務を円滑に進めることができるのです。

適切なコミュニケーションを通して信頼関係を構築する

工務店と顧客の間で信頼関係を築くためには、適切なコミュニケーションが必要です。まず、工務店は全工程の進行状況を顧客に透明に伝えるべきです。以下の表のように、各工程の開始・終了予定日を明示し、予定変更があった際も速やかに連絡することが大切です。

工程名開始予定日終了予定日
基礎工事2022/3/12022/3/10
上棟工事2022/3/152022/3/20

また、工務店は顧客の意見を尊重し、具体的な提案を行うことで、より良い家づくりを共に目指す姿勢を見せることが大切です。これらの取り組みを通じて、工務店と顧客との間に信頼関係を築くことが可能となります。

5.まとめ

工務店との良好な関係を保つためのポイント

工務店との良好な関係を保つためのポイントは、以下の3つです。

  1. 【適切なコミュニケーション】 最初の打ち合わせから工事完了まで、透明性のあるコミュニケーションが不信感を解消します。パースや図面を使った具体的な説明を求めると理解が深まります。
  2. 【確認と承認】 工事の進捗状況を定期的に確認し、必要な調整や手直しがあれば早めに対応を求めます。これにより、計画通りの進行と品質を保つことができます。
  3. 【信頼性のある工務店選び】 資質や実績、口コミなどをチェックして、信頼性のある工務店を選びましょう。過去の施工例や顧客評価は、その工務店が信頼できるかの重要な指標となります。

以上が、工務店との良好な関係を築くための重要なポイントです。

この記事を書いた人

沢田 亜嵐のアバター 沢田 亜嵐 住宅DXラボ運営

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