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工事依頼書の書き方ガイド:正確な記入でトラブルを防ぐ方法

目次

1.はじめに

現代のビジネスシーンでは、さまざまな業務を円滑に進行させるために様々な書類が用いられています。その一つが「工事依頼書」です。工事依頼書は、工事の詳細や金額などを明記した公文書であり、これにより事業所同士の誤解を防ぎ、円滑な取引を実現します。

しかし、書けばいいというものではありません。正確に書くことで、後のトラブルを防ぎ、スムーズな業務遂行につながるのです。本記事では、その重要性と正確な書き方を解説します。

工事依頼書の作成は一見難しそうに見えますが、基本的な項目を押さえ、正しい形で記述すれば誰でも作成できます。それでは、詳しく見ていきましょう。

2.工事依頼書とは?

工事依頼書の役割

工事依頼書は、施主(依頼者)が工事業者に対して工事を依頼する際に用いる重要な文書です。正確に記載された工事依頼書は、工事の内容や工事期間、工事費用など、施主と工事業者間の契約内容を具体的かつ明確に示す役割を果たします。また、何らかの問題が発生した場合、工事依頼書は証拠としても使用されます。したがって、その記載内容の正確性は極めて重要となります。

具体的な記載内容としては以下のようなものが一般的です。

項目内容
工事名依頼する工事の名称
施主名工事を依頼する人(法人または自然人の名前)
工事場所工事が行われる場所
工事期間工事開始日と終了日
工事費用工事にかかる費用

これらを含め、詳細な内容が記載されているため、工事依頼書は施主と工事業者間の確認、合意のための大切なツールとなります。

工事依頼書の保存期間

工事依頼書の保存期間は、法律で特に定められていないため、一概には言えません。しかしながら、商業登記法では「帳簿及びその根拠書類」を10年間保存することが求められています。これに当たるかは、会社の種類や取引の内容によります。

また、工事が終了してからもトラブルが生じることがありますので、その対応のためにも一定期間の保存が推奨されます。具体的な期間としては、工事の完了後5~10年程度を目安にすると良いでしょう。

以下に一部を表にまとめてみました。

文書名保存期間備考
工事依頼書5~10年程度トラブル発生時の証拠となるため
帳簿及びその根拠書類10年商業登記法に基づく

以上を踏まえ、適切な保存期間を設け、適切な管理を行うことで、未然にトラブルを防ぐことが可能です。

3.工事依頼書と関連する文書の違い

注文書との違い

注文書と工事依頼書は、何が求められているかに違いがあります。

まず、注文書は商品の購入を要求する文書で、商品名、数量、価格などを明記します。これに対して、工事依頼書は特定の工事の実施を依頼する文書で、工事内容、工事場所、工事期間などを詳細に記載します。

また、注文書は商品の受け取り後に支払いを行うことが一般的ですが、工事依頼書では工事完了後に支払いを行うことが多いです。

以下に、その主な違いを表形式で示します。

注文書工事依頼書
目的商品の購入工事の依頼
記載内容商品名、数量、価格等工事内容、場所、期間等
支払いタイミング商品受け取り後工事完了後

これらの違いを理解することで、適切な文書を作成することができます。

発注書との違い

工事依頼書と発注書は、どちらも事業者間で物品やサービスの提供を依頼する際に使用されますが、その目的と形式には違いがあります。以下に主な違いを表で示します。

工事依頼書発注書
目的工事内容の詳細な指示と確認商品やサービスの購入依頼
形式自由形式|事業者ごとに異なる形式統一|一般的に標準化された形式

工事依頼書は、工事の詳細な内容とその実施要領を明確に伝えるための文書です。工事の種類や規模により記載内容が異なるため、形式が自由です。

一方、発注書は商品やサービスの購入を依頼する際に使用され、必要な商品名、数量、価格などを明記します。形式は一般的に標準化されており、企業間での共通理解を図ります。

このように、同じ依頼文書でもその目的と形式により適切な使い方があります。それぞれの特性を理解し、適切に使用しましょう。

4.工事依頼書の正確な書き方

記入必須項目

工事依頼書に記入すべき必須項目は以下のとおりです。

  1. 発注者(依頼者)名:発注する企業や個人の正式名を記入します。
  2. 工事名:依頼する工事の具体的な内容を明確に記述します。
  3. 工事場所:工事を行う具体的な場所を記載します。
  4. 施工期間:開始日と完了予定日を記入します。
  5. 金額:工事費用の合計額を記載します。

以上、これらは工事依頼書に必ず記入するべき重要な項目となります。これらの項目が適切に記入されていることで、双方の間での誤解を防ぎ、工事がスムーズに進行します。また、記入漏れや誤記があると法的な問題を引き起こす可能性もあるため、十分に注意して記入しましょう。

その他の記入項目

工事依頼書における「その他の記入項目」とは、必須項目に加えて具体的な工事内容や期間等、詳細な情報を明記する部分です。

1.工事の詳細:行う工事の具体的な内容を詳細に記載します。例えば、「排水管交換工事」、「内装リニューアル工事」など具体的な作業内容を明示します。

2.工事期間:工事開始日と終了日を明記します。これにより、双方が同じスケジュールを共有し、計画的に進められます。

3.工事地点:具体的な工事場所を記載します。ビル名やフロア、部屋番号まで詳細に書くことで、現場の混乱を避けることが可能です。

4.費用:工事にかかる費用の詳細を記載します。品目別に分けて記述し、後でのトラブルを避けることができます。

以上の項目をきちんと記載することで、両者の認識の齟齬を避けることができます。

トラブルを防ぐためのポイント

工事依頼書作成時にトラブルを防ぐための重要なポイントをいくつか挙げます。

  1. 詳細な工事内容の記載: 工事の内容を具体的かつ詳細に記載します。不明確な表現や省略は、誤解を招きトラブルの原因となるため避けましょう。
  2. 期日の明記: 工事完了期日は必ず記載します。期日が曖昧な場合、工事の進行や品質に影響を及ぼす可能性があります。
  3. 費用の明瞭化: 予算や支払い条件をきちんと明記します。料金に関するトラブルはよくあるため、初めから明確にしておくことが重要です。

以上の3つが工事依頼書作成時のトラブル防止のための基本的なポイントです。

5.工事依頼書作成時の注意点

訂正時の注意点

工事依頼書の訂正が必要となる場合は、正確かつ適切な手順を踏むことが重要です。初めに、誤った部分は黒線で取り消し、その上に正しい情報を記入します。次に、訂正箇所のすぐ横に「訂正」と記述します。さらに、訂正箇所の下や隣に訂正理由を明記します。

例:

 ○ 誤:田中(訂正)→ 正:山田

 ○ 理由:入力ミスによる訂正

最後に、訂正箇所とその理由の末尾には、依頼者の押印が必要となります。これらは全てトラブル回避と、明確なコミュニケーションのためです。忘れずに行いましょう。

印紙の必要性とその理由

工事依頼書に印紙を貼る必要があるかどうかは、発注額によります。具体的には、発注額が100万円以上の場合、200円の印紙を貼ることが必要となります。

表1. 印紙額と発注額の関係

発注額必要な印紙額
100万円未満不要
100万円以上200円

上記の印紙が必要となるのは、工事依頼書が法的な効力を持つ契約書の一種であるためです。この印紙は収入印紙と呼ばれ、国に対する税の一部を支払う形となります。印紙を貼ることで、契約の証明として、また税務上の義務を果たすことになります。そのため、忘れずに貼付をお願いします。

押印の重要性とその理由

押印は工事依頼書の有効性を確認するために重要なステップです。押印は、依頼者が内容を確認し、同意した証となります。また、押印の有無は法的な効力にも影響を及ぼします。

特に、押印は以下の2点で重要と言えます。

  1. 確定性:押印を行うことで、依頼内容が確定したという証拠になります。これにより、後日内容を否認されるリスクを防げます。
  2. 法的効力:契約書や重要書類では、押印がなければ法的効力を持ちません。

したがって、全ての工事依頼書に押印することは、トラブルを未然に防ぎ、円滑な業務進行に繋がります。

6.工事依頼書の作成方法

ワード・エクセルでの作成方法

ワードやエクセルを活用して工事依頼書を作成する方法を説明します。まず、ワードでは、新規文書を開き、工事依頼書のテンプレートを使用するか、自分で一から作成します。テーブル機能を使って、各項目を整理し、詳細を記入します。

エクセルでは、セルを使用して項目と内容を整理します。効率よく記入するためには、罫線や色分けで視認性を高めることが有効です。また、計算が必要な場合は数式機能を使用します。

両ソフトともに、保存時にはPDF形式で保存することをおすすめします。これにより、送付先での閲覧環境に依存せず、正確に情報を伝えることができます。

【表:ワード・エクセルの活用例】

ワードエクセル
整理方法テーブル機能セル
視認性向上書式設定罫線・色分け
計算手動数式機能
保存形式PDF形式PDF形式

管理システムでの作成方法

管理システムを活用すると、工事依頼書の作成が一層容易になります。クラウドベースのシステム(例:G Suite、Microsoft 365)などでは、専用のテンプレートが用意されており、必要な情報を入力するだけで工事依頼書を作成できます。

【手順】

  1. まず、「文書」や「エクセル」を開き、「テンプレート」を選択します。
  2. 「業務用文書」や「依頼書」等のカテゴリから適切なテンプレートを見つけ出します。
  3. テンプレートを開き、指示に従って情報を入力します。

完成後は自動的に保存され、共有や送信も可能です。ただし、正確な内容となるよう留意し、訂正箇所があればすぐに修正しましょう。また、送信前には確認作業が必要です。これは、書面に誤りがあると、後でトラブルの原因になるためです。

7.電子メールでの工事依頼書送付時の注意点

電子メールで工事依頼書を送付する際の主な注意点は3つです。

1.ファイル形式:依頼書はPDF形式で送付しましょう。エクセルやワード形式では文書の形式が崩れる可能性があります。

2.セキュリティ:機密情報が含まれる場合は、依頼書をパスワード付きZIPに圧縮したうえで送付しましょう。

3.確認の連絡:メール送付後、電話などで受信確認を行うようにしましょう。

これらのポイントを押さえ、スムーズな工事進行を実現しましょう。

8.まとめ

工事依頼書は、発注者と受注者間の契約内容を明確にする必須の書類で、不確定要素を排除するための重要な役割を果たします。必要な項目を適切に記載し、訂正箇所があればきちんと訂正し、印紙を貼り、押印することが大切です。また、ワードやエクセルなどを使用して作成し、保存も電子化して管理することが推奨されます。電子メールでの送付時は、送信者・受信者の確認やデータの保管に十分気を付けましょう。こうした一連の工程を通じて、工事依頼書はその存在価値を最大限に発揮します。

この記事を書いた人

沢田 亜嵐のアバター 沢田 亜嵐 住宅DXラボ運営

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