【工務店向け】インスタ活用完全マニュアル|成功する投稿のコツと運用手順を徹底解説

目次

工務店の集客にインスタがおすすめな理由

工務店はInstagramと相性が良い

Instagramは、実は工務店にとって非常に相性の良いSNSです。その理由のひとつが、「ユーザー層」と「家づくり世代」がしっかり重なっている点にあります。

総務省の調査によると、Instagramの利用率は20代で73.3%、30代で63.7%、40代で48.6%と、非常に幅広い年齢層に利用されていることがわかります。中でも、30代〜40代はまさに家づくりを本格的に考え始める世代であり、工務店にとっての主要なターゲット層と言えるでしょう。

かつては「若い女性向けのSNS」という印象もありましたが、現在ではファミリー層や住宅購入層にも広く利用されており、情報収集や商品・サービス選びの手段として活用されているのが実情です。

また、近年のInstagramは単なる写真投稿ツールにとどまらず、「検索ツール」としての役割も大きくなっています。ユーザーは「#注文住宅」や「#マイホーム計画」などのハッシュタグを使って情報を探し、施工事例や住宅のデザインを比較・検討する動きが活発になっています。

つまり、Instagram上で魅力的な施工例や自社の強みを発信し続けることで、ターゲット層に自然とリーチしやすくなり、興味を持ったユーザーと接点を持つチャンスが広がるのです。

さらに、Instagramは基本的に無料で使えるうえ、広告を出す場合でも少額からスタートできるため、コストを抑えながら認知拡大・集客を狙える点も大きな魅力です。届けたい情報を、届けたい相手に、効率的に届けられる。だからこそ、工務店にとってInstagramは、今こそ活用すべきツールと言えるのです。

写真と動画で住宅の魅力を届けやすい

Instagramは、工務店の魅力を視覚的に伝えるのに最適なSNSです。

住宅やリフォームのように“目で見てわかる商品”を扱う工務店にとって、写真や動画で直感的に魅力を伝えられるInstagramは、集客や認知度アップに非常に効果的なツールとなります。


実践例|こんな投稿が集客につながる

施工事例のビジュアル投稿
 完成した住宅やリフォームの“ビフォーアフター”写真を投稿することで、施工技術やデザインの強みをわかりやすくアピールできます。

ハッシュタグ活用で検索に対応
 「#平屋の家」「#ナチュラルインテリア」などのハッシュタグを使うことで、理想の住まいを探しているユーザーに自社の投稿を見つけてもらいやすくなります。

日常の発信で親近感アップ
 工事現場の様子やスタッフの紹介、日常の一コマなども投稿することで、会社の雰囲気や人柄が伝わり、信頼感につながります。

Instagramは検索エンジンとしても利用されている

Instagramは、情報収集の入り口としても活用されるSNSです。

近年、Instagramは単なる「写真を見るためのSNS」から、情報を調べる検索エンジンとしての役割が強まりつつあります。そのため、工務店がInstagramを活用することで、自社を「探してもらえるチャンス」が大きく広がっているのです。


「調べるSNS」に進化

従来のInstagramの検索は、ハッシュタグを活用したものでした。しかし、2021年のアップデートにより、キーワード検索にも対応。これにより、ハッシュタグが付いていなくても、関連性の高い投稿が検索結果に表示されるようになりました。

特にスマートフォンでの情報収集が当たり前になった今、若年層を中心に「Googleで調べるよりもInstagramで探す」という行動が広がっています。

例えば、「#注文住宅」「#インテリア」で検索をかけると、理想の家づくりのヒントや実際の施工事例を、視覚的に分かりやすく確認できるのです。


検索機能強化

① キーワード検索が可能に
2021年のアップデートにより、Instagramの検索は投稿のキャプションやテキスト内容まで対象になりました。これにより、「#注文住宅」「#リフォーム」だけでなく、「家づくりのポイント」や「モデルハウスの見学」などのフレーズでも検索結果に表示されるようになりました。

検索例表示される内容
「注文住宅 モデルハウス」完成見学会の写真、施工事例、モデルハウスの内観写真
「自然素材の家 デザイン」天然素材を使った施工事例、インテリアのアイデア
「リフォーム ビフォーアフター」工事前後の変化を捉えた投稿、リノベーションの紹介

② Instagram SEOの重要性
検索エンジンとして機能するようになったことで、InstagramでもSEO(検索エンジン最適化)が求められるようになりました。

  • 投稿のテキスト部分に関連キーワードを盛り込む
  • キャプションに施工地域やサービス内容を明記
  • ハッシュタグも広範囲にわたるものを追加
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新機能が情報発信を後押し

Instagramは単なる投稿プラットフォームではなく、新しい発信手段も提供しています。

① リール(Reels)
短尺動画で現場の様子やビフォーアフターを紹介。視覚的なインパクトが強く、より多くのユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。

② ガイド機能
複数の投稿をまとめて「施工事例集」や「リフォームのポイント」として保存・公開できる機能。ミニブログのように使えるため、過去の投稿を一目で振り返ってもらえます。

Instagramを活用すれば自社サイトへ自然に誘導できる

Instagramは、工務店の集客において自社サイトへのアクセスを増やし、問い合わせや成約につなげる強力な導線となります。

SNS上で興味を持ったユーザーをスムーズに自社サイトへ誘導することで、詳しい施工事例や問い合わせページへとアクセスを促し、見込み客を確実に取り込むことが可能です。


Instagramから自社サイトへ誘導できる理由

Instagramは、視覚的な魅力で興味を引いたユーザーを自然に自社サイトへ誘導できる仕組みが整っています。
住宅やリフォームの情報は、写真や動画だけでは伝えきれない詳細な内容があります。

そこで、「もっと詳しく知りたい」と思ったユーザーが、公式サイトへアクセスする流れを作ることで、成約に結びつけやすくなるのです。

誘導手段活用法
プロフィール欄のリンク設置Instagramのプロフィールには公式サイトのURLを設定可能。興味を持ったユーザーがクリックしやすい位置に配置することで、スムーズな誘導が可能です。
ストーリーズのリンク機能フォロワー数が1,000人以上であれば、ストーリーズにリンクを設置できるため、見学会の予約や資料請求ページへ直接案内できます。
Instagram広告のリンク設定広告では投稿内に直接リンクを設置可能。特に施工事例の紹介投稿やキャンペーン情報など、ユーザーの興味が高まった瞬間にアクションを促せます。
投稿内の誘導メッセージ「詳しくはプロフィールのリンクから」「詳細はこちらをチェック!」といった誘導文をキャプションに追加することで、閲覧者の行動を促します。

実践例|Instagramからの誘導の流れ

① 施工事例をビジュアルで魅せる
完成した住宅の写真やリフォームのビフォーアフターを投稿し、「もっと詳しく知りたい方はプロフィールのリンクへ」と記載。

② ストーリーズでイベント告知
見学会や相談会の情報をストーリーズにアップし、リンクを設置。「今すぐ予約!」ボタンでダイレクトに申し込みページへ誘導します。

③ Instagram広告の活用
地域ターゲットを設定したInstagram広告で、施工事例やリフォームプランを紹介。広告内にリンクを配置することで、ワンクリックで自社サイトへアクセス可能。


効果的な導線の作り方

Instagramで自社サイトへスムーズに誘導するには、いくつかのポイントがあります。

  1. プロフィールリンクはわかりやすく
    • プロフィールのリンクは公式サイトのトップページではなく、特設ページや見学会の申し込みページに設定すると効果的です。
    • 「タップして施工事例をもっと見る」「資料請求はこちら」と具体的なアクションを促しましょう。
  2. 投稿に行動を促すメッセージを追加
    • 投稿内で「詳しくはプロフィールのリンクへ」や「リンク先で詳細をチェック!」と誘導メッセージを添えることで、自然な流れでアクセスを促せます。
  3. ランディングページ(LP)の活用
    • リンク先を特設LP(ランディングページ)にすることで、ユーザーが欲しい情報に最短でアクセスできます。
    • 例えば、見学会の案内や資料請求のフォームをまとめたページを用意することで、離脱率を減らせます。

Instagramを運用する際のポイント

ビジネスアカウントで運用する

工務店がInstagramを効果的に活用するには、必ず「ビジネスアカウント」で運用を始めましょう。
ビジネスアカウントに切り替えることで、投稿の分析・広告の配信・導線設計など、集客に欠かせない機能を活用できるようになります。


なぜビジネスアカウントが必要なのか?

通常の個人アカウントでは見えない「データ」や「分析情報」が、ビジネスアカウントなら確認できます。
つまり、Instagramを“なんとなく感覚で投稿するSNS”から、“集客の成果を生み出すツール”に変えるための第一歩が、ビジネスアカウントの活用なのです。


ビジネスアカウントでできること

機能内容と活用例
インサイト機能投稿の表示回数、いいね数、保存数、閲覧された時間帯などが分かり、反応の良い投稿パターンを分析可能
プロフィールにリンク掲載自社ホームページや資料請求ページなど、外部サイトへの導線が設定できます。
広告配信が可能に年齢・地域・興味関心などでターゲティングした広告を出せるため、見込み客に的確にアプローチできます。
基本情報の充実営業時間・住所・電話番号・業種などの登録ができ、ユーザーの信頼感と利便性がアップします。

実践例|アカウント運用が変わる

  • 投稿の時間帯を最適化
     → インサイトで「夜20時が一番閲覧数が多い」とわかれば、その時間帯にあわせて投稿を設定。
  • 広告でモデルハウスの見学会を告知
     → 地元エリアに住む30~40代へ広告を配信し、来場予約ページに誘導。
  • プロフィールに「資料請求はこちら」のリンクを掲載
     → 興味を持ったユーザーがすぐに行動できる導線を作成。

プロフィールページを整える

Instagramを活用する工務店は、プロフィールページをしっかり整えることで、信頼感と問い合わせ率の向上が期待できます。
広告や投稿で興味を持ったユーザーは、必ずプロフィールページを訪れます。この時に情報が分かりやすく整理されていなければ、せっかくの関心が離脱につながってしまうのです。プロフィールは“企業の顔”として、安心感と魅力を伝える重要な役割を担っています。


プロフィールページに掲載すべき項目

項目内容
施工エリアの明記「山梨県全域対応」「関東エリア限定」など、対応地域を具体的に記載することで、地元ユーザーの安心感を得られる。
工務店の特徴や強み「自然素材の家づくり」「デザイン性の高い注文住宅」など、自社の強みを一目でわかるように伝える。
発信する情報の概要「施工事例」「暮らしのアイデア」「家づくりのポイント」など、どんな内容が投稿されているか示す。
公式サイトのURL詳細な情報や問い合わせページへのリンクを設置。特設LPへのリンクも効果的。
連絡先や営業時間問い合わせができる電話番号やメールアドレス、営業時間を記載し、即座にアクセスできるようにする。

実践例|見やすく・伝わるプロフィールページ

① 施工エリアを明確にする

  • プロフィール欄の最初に、「山梨県・長野県エリア対応」など地域を示すことで、ターゲットエリア内のユーザーに親近感を持ってもらえます。

② 工務店の強みを一目で伝える

  • 「自然素材を使った家づくり」「地域密着で30年の実績」など、他社と差別化できるポイントを短いフレーズで記載しましょう。

③ 発信内容を簡潔に伝える

  • 「施工事例|モデルハウス情報|暮らしのアイデア」といった形で、投稿内容が一目でわかるように整理。

④ 公式サイトへのリンクを設置

  • プロフィールには公式サイトや資料請求ページのリンクを設置し、興味を持ったユーザーが迷わずアクセスできるように
  • 特設ページ(見学会予約ページなど)をリンク先にすることで、よりスムーズに集客が可能です。

参考になる実例

  • ハウスクラフト
    • シンプルで見やすいデザイン、強みが一目でわかるキャッチコピー
    • プロフィールリンクで公式サイトの見学会情報に直接アクセス可能
  • 安成工務店
    • 施工エリアや事例紹介、イベント情報をわかりやすく記載
    • 自然素材を使った家づくりの強みがしっかり伝わる

目的・ターゲットを明確にする

Instagramを効果的に活用するには、「運用の目的」と「ターゲット像」を明確に設定することが何より重要です。
なんとなく投稿を続けていても、誰に届けたいのかが曖昧なままでは、集客につながる効果は期待できません。
一方で、ターゲットをしっかりと絞り込むことで、発信すべき情報や言葉の選び方が明確になり、“反応されるアカウント”に変わっていきます。


なぜ目的とターゲットの明確化が必要なのか

SNS運用の成果は、「誰に・何を届けるか」を意識できているかどうかで大きく変わります。
特にInstagramはフォロワーの質が成果を左右するため、発信する情報が“どの層に刺さるか”を設計することが非常に大切です。

曖昧な運用明確なターゲット設計あり
投稿内容がバラバラになる一貫性のある投稿で“このアカウントは自分に関係ある”と感じてもらえる
集まるフォロワーにばらつきが出るターゲット層にマッチした“質の高いフォロワー”が自然と集まってくる
成果が出ているか判断しづらい「問い合わせが増えた」「見学予約につながった」など、明確な成果が出やすい

実践例|ターゲット設定の具体的な方法

① 過去の理想的なお客様を思い出す
過去に「このお客様と相性が良かった」と感じた方を思い出し、その人物に向けて発信するイメージでターゲットを設定してみましょう。

  • 自然素材の家に興味のある30代夫婦
  • 郊外で子育てしやすい家を探しているファミリー層
  • 土地探しから相談したい共働き世帯

② 細かい属性まで想定する

  • 年齢層:20代後半~40代前半
  • 家族構成:小さな子どもがいる世帯
  • 年収目安:400〜700万円
  • 住まい:市内よりも自然が多い郊外志向
  • 興味関心:ナチュラルインテリア/住宅性能/家事ラクな間取り

このように具体的に設定することで、投稿の内容・トーン・使う言葉までがターゲットに合わせて調整可能になります。


投稿が変わると、フォロワーも変わる

ターゲット設定ができると、以下のような変化が起こります。

  • 写真の選び方:ナチュラルテイスト or 高級感など、見せたい印象が統一される
  • 投稿の文体:「こんにちは!」などの親しみやすい表現 or 落ち着いた丁寧な文調など
  • 情報の種類:「○○市での施工事例紹介」など、地域密着性がある内容も増やしやすくなる
  • 反応するユーザーが明確になり、エンゲージメント(いいね・保存・コメント)も上がりやすい

投稿する際のポイント

投稿のクオリティにこだわる

Instagramでは、投稿のクオリティこそがブランドの第一印象を決めるカギです。
ユーザーは日々、美しく洗練されたビジュアルに触れているため、低クオリティな投稿は一瞬でスルーされてしまうリスクがあります。

また、バラバラなトーンや構成で投稿してしまうと、アカウント全体の世界観がぼやけ、信頼性も損なわれやすくなります。


なぜ投稿のクオリティが重要なのか?

Instagramは「視覚で惹きつけるSNS」
だからこそ、見た瞬間に「センスがある」「丁寧な会社だ」と感じてもらえる投稿設計が必要不可欠です。

ユーザーの視点企業側が気をつけるべき点
「なんとなくおしゃれ」「雰囲気が好き」色味や構図、文字量のバランスに配慮し、世界観を統一する
「信頼できそう」「施工力がありそう」高画質の写真や動画、丁寧な編集、プロ目線の見せ方を意識する
「よくわからない」「バラバラで印象が薄い」テイストが統一されていない投稿や、低品質な画像は避ける

実践例|見る人の“感性”に響く投稿とは?

① 高画質の写真・動画を使用
スマートフォンでも構いませんが、明るさ・構図・背景の整理を意識し、「プロっぽさ」を演出するだけで印象が大きく変わります。

② 色味やトーンを統一
アカウントのフィードを見たときに、統一された雰囲気や世界観があると、ブランディング効果が高まります。
例:ナチュラルテイストの家→柔らかいベージュ系の色味で統一

③ メッセージは冒頭に伝える
投稿文の1行目に、「○○市で建てる自然素材の平屋」「広々リビングの家族が集まる家」など、ユーザーの目を引く要素を短く伝えるのがポイント。

④ ビフォーアフター投稿は明るさに注意
施工前と施工後の比較投稿では、施工後の写真が魅力的に見えるように明るさやアングルを調整し、成果が一目で伝わるようにしましょう。

⑤ ハッシュタグ・テキストも丁寧に
「#注文住宅」「#北欧インテリア」「#家づくりアイデア」など、検索されやすいハッシュタグを活用し、テキスト部分も見やすく整理して信頼感を演出します。

リール機能・ストーリーズ機能を活用する

Instagramでは、静止画の投稿だけでなく「リール」や「ストーリーズ」などの動画機能を活用することで、リーチ(閲覧数)とエンゲージメント(反応)を大幅に高めることができます。
動画コンテンツは静止画に比べて視覚的なインパクトが強く、ユーザーの関心を引きやすい特徴があります。
特に、リールやストーリーズはフォロワー以外のユーザーにも表示されるチャンスがあるため、新しい見込み客にリーチする絶好の機会となります。


動画機能が集客に効果的な理由

Instagramのリールストーリーズは、通常のフィード投稿とは異なる拡散力を持っています。
その理由は、発見タブリール専用タブに表示されることで、フォロワーでないユーザーにも自然に目に留まるからです。

機能名特徴と活用シーン
リール(Reels)最大90秒の短尺動画で、発見タブにも表示される。施工風景やビフォーアフター、スタッフ紹介などに最適。
ストーリーズ(Stories)24時間限定表示。タイムリーな情報発信やイベント告知、会社の裏側を紹介する場として活用。閲覧率が高い。

実践例|リールとストーリーズの効果的な使い方

① リール機能で新規ユーザーへのリーチを広げる

  • リールはフィード投稿よりも拡散力が高く、非フォロワーにも発見されやすいのが特徴。
  • 施工現場のビフォーアフターや、工事の進捗状況を短くまとめて投稿することで、目に留まりやすく、興味を持たれやすい
  • スタッフ紹介もリールを活用することで、会社の雰囲気や親しみやすさが伝わり、信頼感の醸成に役立ちます。

② ストーリーズ機能で親近感と行動喚起

  • ストーリーズは24時間限定表示のため、気軽に投稿できるのがメリット。
  • モデルハウスの見学会情報や、イベント告知をタイムリーに発信。
  • URLリンクを設置できるので、詳細ページや見学予約ページへの導線としても活用可能です。
  • 「施工中の裏側」や「現場での一コマ」を投稿することで、リアルな雰囲気が伝わり、親近感を持ってもらいやすくなります。

投稿アイデア

投稿テーマおすすめの機能内容
施工事例のビフォーアフターリール90秒以内でビフォーとアフターの変化をわかりやすく紹介
モデルハウスの内覧会告知ストーリーズ開催日時やURLリンクを追加し、すぐに予約ができるように
現場の裏側紹介ストーリーズ大工さんの作業風景や職人のこだわりを短い動画で伝える
スタッフ紹介リール親しみやすいスタッフの紹介をすることで、安心感を醸成
リフォームの様子リール現場の進捗を短い動画で見せ、どんな変化があるか伝える

投稿のタイミングを決める

Instagramの投稿は、ターゲット層がアクティブな時間帯に合わせて発信することで、より多くの反応やエンゲージメントを得ることができます。

どれだけ魅力的な内容でも、見る人が少ない時間に投稿してしまっては、「見てもらえるチャンス」を逃してしまうことになります。投稿のタイミングを見極めることは、届けたい相手にきちんと届けるための第一歩です。


なぜ投稿タイミングが重要なのか

Instagramは「投稿された順」にタイムラインが表示されるアルゴリズムがある程度影響するため、フォロワーがアクティブな時間帯に合わせて投稿することで、表示される確率が高まります。

つまり、「いつ投稿するか」によって投稿の効果は大きく変わるのです。


実践例|ターゲットに合わせた時間帯の目安

ターゲット層のライフスタイルをイメージして、投稿時間を設定してみましょう。

例えば、20〜30代の家づくりを検討している層がターゲットの場合

曜日おすすめ投稿時間理由
平日夜20:00〜22:00頃仕事や家事を終え、スマホをゆっくり見る時間帯
土日祝日午前10:00〜12:00頃朝の家事がひと段落した時間帯で、家族で情報収集することが多い

ポイント

  • 「夕食後のリラックスタイム」や「休日の午前中」は反応が良い傾向あり
  • 逆に、平日昼間や深夜帯は投稿が埋もれやすくなるため注意

分析と改善で“最適な時間”を見つける

Instagramのインサイト(分析)機能を使えば、投稿ごとの

  • インプレッション数
  • 保存数
  • アクション数(リンククリック・プロフィール訪問など)

が確認できます。

これにより、「どの時間帯・曜日に投稿したときに反応が良かったか」をデータで把握できます。
さらに、フォロワーがアクティブな時間帯の傾向も分かるため、継続的な改善が可能になります。

ハッシュタグを活用する

Instagramでは、ハッシュタグを活用することでフォロワー以外のユーザーにも投稿を届けることができ、集客力を大幅に高めることができます。

Instagramの多くのユーザーは、検索機能やハッシュタグを使って興味のある情報を探しています。
そのため、投稿に適切なハッシュタグをつけておくことで、検索結果に表示されやすくなり、ターゲット層への露出が増加します。


ハッシュタグが重要な理由

Instagramは、検索の際にハッシュタグがついている投稿を優先的に表示する特性があります。
つまり、どれだけ良い写真や動画を投稿しても、ハッシュタグを適切につけなければ、見込み客の目に触れる機会を逃してしまうのです。

ハッシュタグの種類活用例
一般的なハッシュタグ#注文住宅、#リノベーション、#施工事例、#家づくり計画中
地域密着型のハッシュタグ#横浜工務店、#名古屋新築、#大阪リフォーム、#山梨注文住宅
オリジナルハッシュタグ#○○工務店の家、#○○リフォーム実例 (自社名を入れてブランディング)

実践例|工務店が使うべきハッシュタグ

① 一般的なハッシュタグ
多くのユーザーが検索する一般的なワードを活用し、広くリーチを狙います。

  • #注文住宅
  • #マイホーム
  • #リフォーム
  • #家づくり
  • #施工事例

② 地域密着型ハッシュタグ
特定のエリアで集客を狙う場合、地域名を含めたハッシュタグは非常に有効です。

  • #東京新築
  • #大阪リフォーム
  • #名古屋注文住宅
  • #甲府市リフォーム

③ オリジナルハッシュタグ
自社独自のタグを作ることで、特定の投稿を簡単に見つけてもらえるようになります。
例えば、「#○○工務店の家」や「#○○リフォーム事例」など、シリーズ化することでファンを獲得しやすくなります。


ハッシュタグの活用テクニック

  1. 人気タグとニッチタグを組み合わせる
    • 人気タグ(#注文住宅、#リフォーム)は検索ボリュームが大きいですが競争も激しいです。
    • ニッチタグ(#自然素材の家、#無垢材リフォーム)を追加することで、特定層への訴求力が高まります。
  2. 投稿ごとにハッシュタグを調整する
    • 施工事例、見学会情報、インテリア紹介など、内容ごとに適したハッシュタグを選びましょう。
  3. 10〜20個を目安に設定
    • Instagramでは30個までハッシュタグが付けられますが、一般的には10〜20個が効果的と言われています。
  4. 定期的に見直しと調整
    • インサイトを確認し、どのハッシュタグが集客につながっているかを分析。
    • 効果が薄いものは変更し、トレンドや季節に合わせて最適化します。

集客につながるような導線設計をする

Instagramで集客を成功させるためには、「投稿を見たユーザーがスムーズに次のアクションへ進める導線設計」が不可欠です。

どれだけ魅力的な写真や文章を投稿しても、その先に問い合わせや資料請求へつながる導線がなければ、集客のチャンスを逃してしまいます。


なぜ導線設計が重要なのか?

Instagramは「きっかけ作りの場」であり、最終的なコンバージョン(問い合わせ・契約)を獲得するには、その先のアクションにつなげる“道筋”を整えておく必要があります。

ユーザーが迷わず次のステップに進めることで、離脱を防ぎ、行動を促すことができます。


実践例|Instagramでの導線設計方法

① プロフィール欄にリンクを設置する

  • ホームページ、資料請求フォーム、モデルハウス見学予約ページなどのリンクを明確に記載
  • 「詳しくはプロフィールのリンクから」など、投稿文からの誘導フレーズもセットで活用
  • プロフィールには企業概要や施工エリア、強みを簡潔にまとめておき、安心感を与える設計に

② ストーリーズにURLを挿入する

  • イベントやキャンペーン、施工事例紹介など、関心を引いた投稿から即座にリンク誘導
  • ストーリーズのハイライト機能を使って「施工事例」「見学予約」「会社紹介」などに分類し、いつでもアクセスしやすい状態にしておく

注意点|リンク先のページ設計にも気を配る

  • Instagramと連携するホームページやランディングページのデザイン・情報の一貫性を保つ
  • Instagramで温まったユーザーに対して、冷たい印象を与えるような簡素なページは離脱を招きやすい
  • 導線の先にあるページでも、「この会社に問い合わせてみよう」と思わせる仕掛け(事例紹介・口コミ・メリットの明示など)を用意することが大切

重要指標

フォロワーリーチの確認方法を把握して運用改善につなげる

Instagram運用で効果を高めるためには、フォロワーリーチの数値を定期的に確認し、投稿の成果を分析することが重要です。

フォロワーリーチとは、自社の投稿がどれだけのフォロワーに届いたかを示す指標であり、ターゲット層への情報発信が適切に行われているかを判断する基準になります。


フォロワーリーチとは?

Instagramのフォロワーリーチは、投稿が表示されたフォロワーの数を意味します。
これにより、「自分の発信がターゲット層に届いているか」を視覚化でき、投稿内容の改善や戦略の見直しに役立てることができます。

指標内容
リーチ数投稿が表示されたユニークユーザーの数
フォロワー・非フォロワーの割合リーチしたユーザーの中で、フォロワーか非フォロワーかの内訳
エンゲージメントいいね、コメント、保存、シェアされた数
保存数やいいね数との関連性リーチ数が多くても反応が少ない場合、内容の見直しが必要

確認方法|インサイト(Insights)機能を使う

Instagramのビジネスアカウントであれば、各投稿ごとのリーチ数を簡単に確認できます。

  1. 投稿を開く
  2. 「インサイトを見る」をタップ
  3. 「リーチ数」「インプレッション数」「保存数」「エンゲージメント率」を確認

特に確認すべきポイント

  • リーチ数:どれだけのユニークユーザーに届いたか
  • フォロワーと非フォロワーの割合:見込み客に届いているかの判断
  • 保存数やシェア数:ユーザーが興味を持って保存・共有するか

実践例|フォロワーリーチの改善

① フォロワーに届いていない場合

  • 投稿時間を見直す:ターゲットがアクティブな時間帯に合わせる
  • キャプションやハッシュタグを調整:より具体的な言葉を使い、検索されやすくする
  • ストーリーズやリールでの告知を追加

② フォロワー外へのリーチが多い場合

  • 広告としては効果的だが、関係性の構築が難しい
  • 「保存」や「いいね」を促すようなキャッチコピーを追加
  • プロフィールへの誘導メッセージを明確にする

サイトのリンクのタップ数やタップ率を確認して、問い合わせにつながる導線を整える

Instagramからの集客効果を正しく把握するには、「サイトリンクのタップ数」と「タップ率」を確認し、ユーザーがどれだけ実際に行動しているかを分析することが重要です。

フォロワー数や投稿のリーチ数が多くても、サイトへの誘導がなければ問い合わせや資料請求にはつながりません。
「サイトのリンクがどれだけタップされているか」を把握することで、導線設計の適切さが見えてきます。


サイトリンクのタップ数とタップ率とは?

指標名内容
サイトリンクのタップ数プロフィールやストーリーズから、リンクが実際にクリックされた回数
タップ率プロフィールにアクセスした人のうち、リンクをタップした割合を示す指標

タップ率の計算式

コピーする編集するサイトのタップ率 = サイトのタップ数 ÷ プロフィールへのアクセス数 × 100

  • プロフィールのアクセス数:1,000
  • サイトリンクのタップ数:150

タップ率 = 150 ÷ 1,000 × 100 = 15%

この数値が高いほど、プロフィールを訪れた人が実際にリンクをクリックしていることを示し、導線設計がうまく機能していると言えます。


確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

Instagramのビジネスアカウントでは、プロフィール画面のインサイトから以下の情報が確認できます。

  1. 「インサイトを見る」をタップ
  2. 「アクティビティ」→「ウェブサイトのクリック数」
  3. 期間別でサイトへのアクセス状況を確認

また、ストーリーズにリンク付きの投稿をした場合も、インサイトから**「スワイプアップ」**の回数がチェック可能です。


実践例|タップ数・タップ率を改善するための工夫

① プロフィール文の見直し

  • 「詳しくはプロフィールのリンクから!」と明確な誘導文を記載
  • 「無料相談はこちら」「モデルハウス見学の予約はこちら」など、具体的な行動を促す言葉を使う

② リンクの設置場所と使い方の工夫

  • Linktreeなどを使って、1つのリンクから複数のページへ誘導できるようにする
  • 見学会予約、資料請求、施工事例の閲覧など、目的ごとに整理

③ ストーリーズでの告知強化

  • イベントやキャンペーンの際はストーリーズにリンクを追加
  • 「スワイプアップで詳細を見る」「今すぐクリック」など、動きを促す表現を追加

④ イベント告知やキャンペーン時のタップ誘導

  • モデルハウス見学会の告知をストーリーズで流し、「詳細はプロフィールから」と誘導
  • リール動画を活用し、完成後の住宅を紹介しつつ、見学予約へのリンクを追加

保存数と保存率を確認する

Instagramの「保存数」と「保存率」は、ユーザーがどれだけ関心を持ち、後で見返したいと思ったかを示す重要な指標です。
ただ「いいね!」や「コメント」をもらうだけでなく、「保存」されることはユーザーにとって有益な情報として認識された証です。
この保存が多いほど、Instagramのアルゴリズムが「価値のある投稿」と判断し、発見タブや関連投稿に表示されやすくなるメリットもあります。


保存数と保存率とは?

指標名内容
保存数投稿がユーザーに保存された回数を示し、あとで見返したいと思われた投稿の人気度を測る
保存率投稿のリーチ数に対して、どれだけ保存されたかの割合を示す指標

保存率の計算式

コピーする編集する保存率 = 保存数 ÷ リーチ数 × 100(%)

  • 投稿のリーチ数:1,000
  • 保存数:150

保存率 = 150 ÷ 1,000 × 100 = 15%

この数値が高いほど、ユーザーが「価値がある」「後で見返したい」と思っている投稿だと判断できます。


保存されやすい投稿の特徴

工務店がInstagramを活用する場合、保存されやすい投稿には以下の特徴があります:

投稿テーマ内容の特徴
施工事例・ビフォーアフター家の完成写真やリフォームの変化を視覚的にわかりやすくまとめたものビフォーアフターの写真、リノベーションのポイントまとめ
家づくりの豆知識間取りの工夫、収納アイデア、リフォームの費用感など、役立つ知識を提供「注文住宅の費用内訳」「リフォームで抑えるべきコストのポイント」
チェックリストや手順書建築前に確認すべきリスト、見学時のポイントなど、実用的な情報を掲載「住宅見学で確認したいチェックポイント」
イベントや見学会情報具体的な日時や場所の案内、限定イベントの告知「来週末、モデルハウス見学会を開催します!」

ポイント

  • 役立つ情報や「見返したい」と思わせる内容ほど保存されやすい
  • 単なる宣伝ではなく、「学び」や「インスピレーション」を提供する投稿が効果的

確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

  1. 投稿を開く
  2. 「インサイトを見る」をタップ
  3. 「保存数」「リーチ数」「インプレッション数」などの数値が確認できます

特に確認すべきポイント

  • 保存数が多い投稿は何か?
  • 保存された投稿の共通点は?(テーマ、写真のクオリティ、文章の内容など)
  • どの時間帯や曜日に保存数が多いか?

改善ポイント|保存数・保存率を伸ばすために

① 情報を視覚的に整理する

  • 施工事例はビフォーアフターを並べて見せる
  • ポイントは箇条書きやアイコンを使って簡潔にまとめる

② 保存を促す一言を添える

  • 「後で見返せるように保存しておいてください!」
  • 「チェックリストとして活用したい方は保存がおすすめです」

③ ストーリーズやリールで補足説明

  • ストーリーズで「詳しくは投稿をチェック」と誘導
  • リールで「保存して見学の際に確認しましょう」

エンゲージメント率を確認する

エンゲージメント率は、ユーザーが投稿にどれだけ関心を持ったかを総合的に示す指標です。
Instagram運用においては、単にフォロワー数やリーチ数を見るだけではなく、「どれだけ反応があったか」を測るエンゲージメント率が非常に重要です。


エンゲージメント率とは?

エンゲージメント率とは、投稿に対してユーザーがどれだけアクションを起こしたかを示します。
具体的には、「いいね」「コメント」「保存」「シェア」の総数を、リーチ数またはフォロワー数で割ることで算出されます。

指標名内容
いいね投稿を評価するアクション。視覚的な興味を示したサイン
コメント興味・関心を持ったユーザーが直接反応するアクション
保存「後で見返したい」と思わせる価値の高い投稿で発生するアクション
シェア他者にも共有したいと思われた投稿で行われるアクション

エンゲージメント率の計算式

コピーする編集するエンゲージメント率 =(いいね+コメント+保存+シェア)÷ リーチ数 × 100(%)

  • リーチ数:1,000
  • いいね:80
  • コメント:15
  • 保存:20
  • シェア:5

エンゲージメント率 = (80 + 15 + 20 + 5) ÷ 1,000 × 100 = 12%

この数値が高いほど、投稿がターゲット層に興味を持たれていることを示します。


エンゲージメント率が高い投稿の特徴

投稿テーマ具体例特徴
施工事例の紹介新築完成の全景写真、内装のデザイン写真完成度の高い家のイメージが具体的に伝わることで関心が集まりやすい
ビフォーアフターの比較リフォーム前と後の写真を並べて変化を明確にした投稿視覚的な変化が一目でわかり、シェアや保存が多くなる
家づくりのポイント解説注文住宅で失敗しないためのチェックポイントを紹介実用的な情報提供は保存されやすい
ストーリーズの活用ストーリーズで完成した家をライブで紹介、イベント告知親近感を持たせ、リアルタイムでの反応を得やすい
イベント告知やキャンペーンモデルハウス見学会や内覧会の案内興味を持ったユーザーが保存やシェアで拡散してくれる

確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

Instagramのビジネスアカウントであれば、各投稿のインサイトからエンゲージメント数を確認できます。

  1. 投稿を開く
  2. 「インサイトを見る」をタップ
  3. 「いいね」「コメント」「保存」「シェア」数が確認可能

改善ポイント|エンゲージメント率を高めるために

① 視覚的な訴求力を高める

  • 高画質な写真、プロが撮影したようなアングルを意識する
  • ビフォーアフターは一目で違いがわかる構成で投稿

② 投稿内容をターゲットに合わせる

  • ファミリー層には収納アイデアや間取りの工夫
  • 若年層にはデザイン性やDIYのアイデア

③ 保存したくなる投稿を意識する

  • 「後で見返したくなる情報」「実用的なチェックリスト」「参考になるインテリア写真」

④ コメントへの丁寧な返信

  • コメントをもらったら即座に返信し、ユーザーとの接点を深める

⑤ 定期的な分析と改善

  • どの投稿が反応が良かったかを確認し、次回の投稿内容に活かす
  • 投稿時間や曜日の違いもインサイトを見て調整

インプレッション数を確認する

インプレッション数は、Instagramの投稿が何回表示されたかを示す指標で、認知拡大の度合いを測る重要な要素です。
単にリーチとは異なり、同じユーザーに複数回表示されてもカウントされるため、投稿がどれだけ多く見られたかを視覚化することができます。


インプレッション数とは?

指標名内容
インプレッション数投稿が表示された回数の総数。1人のユーザーが複数回見た場合もカウントされる
リーチ数投稿を見たユニークユーザーの数。1人につき1カウント

インプレッション数が高いということは、フォロワー外のユーザーにもリーチしている可能性があり、認知度が広がっている証拠です。
逆にリーチ数が少なく、インプレッション数だけが多い場合は、同じユーザーに何度も表示されていることを意味します。


確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

Instagramのビジネスアカウントであれば、各投稿のインサイトから確認できます。

  1. 投稿を開く
  2. 「インサイトを見る」をタップ
  3. 「インプレッション数」が表示され、表示された内訳も確認可能

インプレッションの内訳

  • ホーム:フォロワーのフィードに表示された回数
  • 発見:検索タブや関連投稿で表示された回数
  • プロフィール:プロフィール画面から直接表示された回数
  • ハッシュタグ:ハッシュタグ検索経由で表示された回数

インプレッション数を伸ばすためのポイント

① ストーリーズの活用

  • アンケート機能クイズ機能を活用することで、ユーザーの反応を促し、複数回の表示を狙う
  • 定期的な更新をすることで、常にタイムラインに表示される状態を作る

② ハッシュタグの最適化

  • 投稿内容に合った適切なハッシュタグを使うことで、検索結果や発見タブに表示されやすくする
  • 人気タグとニッチなタグを組み合わせることで、フォロワー外へのリーチを拡大

③ リールやライブ配信を活用

  • Instagramのアルゴリズム上、リール動画はフォロワー外へのリーチが広がりやすい
  • ライブ配信は参加者がリアルタイムで見るだけでなく、後からも視聴できるため、長期的にインプレッション数が増える

④ キャプションに「保存」や「シェア」を促す

  • 投稿を見た人に「後で見返したい」「他の人にもシェアしたい」と思わせることで、再表示の機会が増える

実践例|工務店の投稿でインプレッションを伸ばす

投稿内容工夫するポイント
施工事例の紹介ビフォーアフターをスライド形式で紹介し、変化を明確に伝える
見学会やイベント告知開催日が近づくたびにストーリーズでリマインド投稿を行い、参加を促進
リフォームの豆知識「家づくりで失敗しないためのポイント」など、保存したくなる情報を盛り込む
スタッフ紹介日常の一コマやイベント準備の様子を動画で紹介し、親近感を与える

プロフィールへのアクセス数を確認する

プロフィールへのアクセス数は、投稿を見たユーザーがどれだけ興味を持ち、詳細情報を確認しに来たかを示す重要な指標です。
Instagram運用において、単に「いいね」や「コメント」が多いだけでなく、プロフィールページにどれだけの人が訪れているかを測定することで、関心度の高さを視覚化できます。


プロフィールへのアクセス数とは?

指標名内容
プロフィールへのアクセス数投稿やストーリーズ、リールを見たユーザーがプロフィールページに訪れた回数

プロフィールへのアクセスが多いほど、ユーザーが「もっと詳しく知りたい」と思っている証拠です。
特に、施工事例の紹介イベント告知など、関心を引く投稿の後には、プロフィールにアクセスする流れが生まれます。


確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

Instagramのビジネスアカウントであれば、以下の手順で確認可能です。

  1. Instagramのプロフィール画面を開く
  2. 「インサイトを見る」をクリック
  3. 「アカウントアクティビティ」の中に「プロフィールへのアクセス」が表示

また、個別の投稿ごとに「インサイトを見る」をクリックすれば、その投稿がどれだけプロフィールへのアクセスを促したかも確認できます。


プロフィールへのアクセス数を伸ばすためのポイント

① 投稿内でプロフィール誘導を明記する

  • キャプションに「詳しくはプロフィールのリンクから」「プロフィールのURLをチェック」と書く
  • イベント告知施工事例の紹介など、詳細情報を知りたくなる内容の場合は特に効果的

② ストーリーズやリールを活用する

  • ストーリーズでイベント情報をシェアした後、プロフィールへの誘導を促す
  • リールで施工事例をダイジェスト紹介し、「続きはプロフィールで」を案内

③ プロフィールページの充実

  • 訪れたユーザーが迷わないように、シンプルでわかりやすい構成
  • 「モデルハウス見学はこちら」「資料請求はこちら」のように、行動を促すボタンを設置
  • リンクはLinktreeなどのサービスを使い、複数のページへスムーズに誘導

実践例|工務店の投稿でプロフィールへのアクセスを増やす

投稿内容工夫するポイント
施工事例の紹介「完成した家の全景をもっと見たい方は、プロフィールのリンクから!」
イベント告知モデルハウス見学や内覧会の詳細情報はプロフィールページに集約する
ビフォーアフターの写真変化の詳細を知りたいユーザーをプロフィールに誘導する
スタッフ紹介や日常の一コマ「スタッフの想いをもっと知りたい方はプロフィールをチェックしてください」

フォロワー増加数・フォロワー増加率を確認する

フォロワーの増加数・増加率は、Instagramアカウントがどれだけ新しいユーザーを惹きつけ、興味を持ってもらえているかを示す重要な指標です。
ただの「いいね!」や「コメント」の数だけではなく、フォローという行動が発生するということは、ユーザーが今後も投稿を見たいと感じた証拠です。


フォロワー増加数と増加率とは?

指標名内容
フォロワー増加数一定期間内に新たに獲得したフォロワーの数を示す
フォロワー増加率期間中のフォロワー増加数を、期間開始時点のフォロワー数で割ったものをパーセンテージ化

フォロワー増加率の計算式

コピーする編集するフォロワー増加率 =(期間中のフォロワー増加数)÷(期間開始時点のフォロワー数)× 100

  • 期間開始時点のフォロワー数:1,000
  • 期間中のフォロワー増加数:150

フォロワー増加率 = 150 ÷ 1,000 × 100 = 15%

このように、増加率が高いほどアカウントの魅力が高まり、集客力が強化されていることを示します。


確認方法|Instagramのインサイト(Insights)を活用

Instagramのビジネスアカウントでは、フォロワーの増減を簡単に確認できます。

  1. プロフィール画面を開く
  2. 「インサイトを見る」をタップ
  3. 「アクティビティ」からフォロワーの推移を確認
  4. 期間ごとの増加数や減少数も把握可能

フォロワーを増やすためのポイント

① コンテンツの一貫性と魅力的なビジュアル

  • 工務店の場合、施工事例ビフォーアフターインテリアアイデアの紹介が効果的
  • 投稿の統一感を保ち、世界観が伝わるフィードを意識

② イベントやキャンペーンの活用

  • モデルハウス見学会や内覧会を告知し、来場者にフォローを促進
  • ストーリーズで限定情報を流し、「フォローで最新情報をチェック」などの呼びかけ

③ リールやストーリーズでの認知拡大

  • リール投稿はアルゴリズムによりフォロワー外へのリーチが拡大
  • ストーリーズは日常の一コマやスタッフ紹介で親近感を演出

④ 他社アカウントとのコラボレーション

  • 地域のイベントやインテリアショップとのタイアップでフォロワーを増やす
  • 互いにシェアし合うことで、認知度の向上を狙う

実践例|工務店の投稿でフォロワー増加を狙う

投稿内容工夫するポイント
施工事例の紹介完成した住宅のビジュアルをスライド形式で投稿し、「詳しくはプロフィールへ」
イベント告知モデルハウスの見学会や内覧会の情報をストーリーズでリマインド
家づくりの豆知識の紹介「知らなかった家づくりのポイント10選」など、保存したくなる情報を投稿
リールでの完成ツアー完成した家のルームツアーを短いリール動画で紹介し、「フォローで続きもチェック」

解析と改善の流れ

① 毎月のフォロワー数を記録

  • 増減を把握し、どの投稿が効果的だったかを分析

② 増加したタイミングを確認

  • キャンペーン時、リールの拡散時、ストーリーズの告知後など、増加のきっかけを特定

③ 効果的な投稿の再現

  • フォロワーが増えた投稿のパターンを再現し、継続的に運用

機能

フィード

Instagramのフィード投稿は、工務店の魅力や施工実績を継続的に伝える基本的かつ重要な機能です。
フィードは、ユーザーがアプリを開いた際に最初に目にする画面であり、フォロワーに対して直接届くだけでなく、関連キーワードを検索した際にも非フォロワーに表示される可能性があります。
そのため、集客認知向上に非常に効果的なプラットフォームです。


フィード投稿とは?

項目内容
表示される場所Instagramのメイン画面(タイムライン)に表示され、フォロワーに届く
投稿の形式写真、動画、スライド形式(最大10枚まで)
公開範囲フォロワー+関連キーワード検索を行った非フォロワー
寿命一般的に72時間がピーク。その後も検索やハッシュタグ経由で表示されることもある
特長長期的に残るため、アカウントのポートフォリオとしても活用できる

フィード投稿は長期的に見てもアカウントの資産となるため、積み重ねていくことで信頼性の高い施工事例集として活用できます。


フィード投稿で効果的なコンテンツ

コンテンツ内容具体例
施工事例の紹介完成した住宅の外観・内装写真、ビフォーアフターの比較を投稿する
スタッフ紹介設計士、大工、現場監督など、実際に工事を行うスタッフの顔を見せることで親近感を生む
家づくりの基礎知識「断熱性能の重要性」「間取りの工夫」「ローコストでできる工夫」など、知識の共有
イベント告知モデルハウス見学会や内覧会の案内、ワークショップの告知
完成後のインタビュー実際に家を建てた施主の声を写真付きで紹介することで、信頼感が向上

ポイント

  • スライド投稿を活用して、多角的に住宅の魅力を伝える(最大10枚まで)
  • 見学会やイベント告知は、フィード→ストーリーズの流れでリマインド効果を狙う
  • ハッシュタグを適切に使い、関連検索からの流入を促進

ハッシュタグの活用でリーチを拡大

フィード投稿では、ハッシュタグの選定がリーチを大きく左右します。
例えば、工務店であれば以下のようなタグが有効です:

  • #注文住宅
  • #施工事例
  • #家づくり
  • #マイホーム計画
  • #リフォーム

さらに地域に根付いたサービスであれば:

  • #東京都工務店
  • #大阪リノベーション

地域名を含めることで、地元ユーザーへの認知を高める効果があります。


投稿のタイミングも重要

ターゲットとなるユーザーが最もInstagramを利用しやすい時間帯を狙って投稿することで、より多くのリーチが期待できます。

曜日最適な投稿時間帯
平日7:00〜9:00(通勤時間)、12:00〜13:00(昼休み)、20:00〜22:00(帰宅後)
週末10:00〜12:00(午前中の空いた時間)

インサイト機能を活用し、過去の投稿の反応を分析することで、最適な時間帯を把握できます。


改善ポイント|投稿の質を高める

① 写真のクオリティを上げる

  • スマートフォンでも自然光を使い、明るくクリアな写真を撮影
  • 施工例は広角レンズを使って全体像がわかるように

② キャプションの工夫

  • 単なる説明ではなく、「なぜこうしたのか」「どんな工夫をしたのか」を記載
  • ユーザーがコメントしたくなるような質問形式を取り入れる

③ 定期的な投稿スケジュールの維持

  • フィードは蓄積型の情報として効果が出るため、週2〜3回の投稿を目安
  • 施工の進捗報告なども定期的に投稿する

ストーリーズ

Instagramのストーリーズは、リアルタイムな情報発信やフォロワーとのコミュニケーションに適した、集客に効果的な機能です。
24時間で自動的に消えるという特性を活かし、手軽に最新情報を発信できることから、企業アカウントでも積極的に活用されています。


ストーリーズとは?

項目内容
表示期間24時間限定。消えてしまうため「今見ておきたい」と思わせる効果がある
投稿内容写真、動画、テキスト、GIFスタンプ、リンク設置が可能
閲覧経路フォロワーの画面上部に表示され、タップするだけで閲覧できる
再生の仕組み自動で次のストーリーズにスライドし、テンポよく情報を流せる
公開範囲全体公開、特定フォロワーへの限定公開が可能
足あと機能誰が閲覧したかを確認できる(24時間以内)

フィード投稿とは異なり、タイムラインを埋めることなく気軽に更新できるため、日常的な情報発信にも適しています。
さらに、閲覧率が高いことから、短期間で多くの目に触れるのが特徴です。


ストーリーズの活用方法

コンテンツ内容具体例
本日の施工現場の様子現場での作業の進捗や工事の流れをリアルタイムで公開
スタッフの一日紹介設計士や現場監督の一日を写真や動画で伝えることで、親近感を演出
フォロワー限定キャンペーンストーリーズ限定のクーポン配布や先行予約の案内で、限定感をアピール
質問箱を使ったコミュニケーション「家づくりで気になることはありますか?」など、ユーザーとの双方向コミュニケーション
イベント告知モデルハウス見学会や内覧会の開催を告知し、直前にもリマインドを行う

ストーリーズの機能紹介

① 質問スタンプ

  • ユーザーからの質問を募り、リアルタイムで回答
  • 「土地探しのポイントは?」「リフォーム費用の目安は?」といった質問に答えることで信頼感が増す

② 投票スタンプ

  • 「和風と洋風、どっちが好きですか?」などの投票機能で、ユーザーの興味を把握
  • 結果を次の投稿に反映することで、ユーザーの参加感を演出

③ 足あと機能

  • 誰が見たかがわかるため、見学会案内後にストーリーズをチェックした人へフォローやメッセージのアプローチが可能

④ URLリンクの設置

  • ストーリーズから直接、公式サイトやお問い合わせページに誘導
  • 特に「スワイプアップ機能」を活用することで、ユーザーの流入が簡単

⑤ 公開範囲の指定

  • 特定のフォロワーにだけ見せたい場合、「親しい友達リスト」を活用

ストーリーズの「ハイライト」機能

ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトとして保存することで、プロフィール画面に残すことが可能です。
これにより、後から訪れたユーザーも過去の投稿を簡単にチェックできます。

ハイライトのテーマ例内容
施工事例集完成した家やリフォーム事例を写真でまとめる
モデルハウス紹介各モデルハウスの内外観を360度紹介
お客様の声実際に家を建てた方のレビューやインタビュー
イベント情報見学会やワークショップの告知
家づくりのポイント間取りやインテリアのアイデアを小分けに紹介

ハイライトを効果的に活用することで、訪問者が「どんな会社なのか」を一目で理解できます。


改善ポイント|ストーリーズを効果的に使うためのコツ

① 投稿の頻度を高める

  • ストーリーズは気軽に見られるため、毎日1〜3投稿を目安に更新
  • 朝、昼、夜の異なる時間帯で試し、最も反応が良いタイミングを見つける

② インタラクティブな投稿を増やす

  • 質問スタンプや投票スタンプで、ユーザー参加型のストーリーズを展開
  • フォロワーとの接点を増やすことで、エンゲージメントが高まる

③ ハイライトを充実させる

  • 施工事例やイベント情報はハイライトに残して、プロフィール画面の見やすさを重視
  • 定期的に整理し、最新情報に更新する

④ リンク誘導を意識する

  • URLリンクを設置し、「スワイプアップで詳細を確認!」と明記
  • 閲覧者が迷わず次のアクションを取れるよう誘導

ハイライトは“自社の魅力を伝えるプロフィールの名刺”

Instagramのハイライトは、ストーリーズをプロフィール上に保存し、自社の魅力やサービスを常に伝えられる機能です。
訪問者がプロフィールにアクセスした際、一目で会社の強みやサービス内容を理解できるため、興味を持ったユーザーを離脱させず、次の行動につなげる重要な役割を担います。


ハイライトとは?

項目内容
表示場所Instagramプロフィールページ上部
機能ストーリーズを24時間経過後も保存し、カテゴリごとに整理して表示
目的施工事例やイベント情報、モデルハウス紹介などをいつでも確認できるようにする
メリット情報の整理・長期保存・ユーザーへの分かりやすい案内
公開範囲プライバシー設定により公開範囲を選べる

ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、ハイライトに追加することで半永久的にプロフィール上で閲覧可能になります。
情報をカテゴリごとに分けて整理できるため、訪れたユーザーが迷わず興味のあるコンテンツを見つけられるのが大きな特徴です。


工務店が活用すべきハイライトの一例

ハイライト名内容
施工事例紹介完成した住宅の外観・内観、施工のビフォーアフター、使用した素材の紹介
モデルハウス紹介各モデルハウスの内部を動画や写真で紹介し、見学会への案内を記載
住宅豆知識初めて家づくりを検討する人向けに、ローンや土地選び、間取り設計の基本知識を分かりやすく解説
お客様の声実際に施工したお客様のインタビューやレビューを紹介
採用情報社員の働き方や職場の雰囲気を伝える写真、採用イベントの告知
イベント・キャンペーン見学会やセミナー、期間限定キャンペーンの案内
お知らせ営業時間や定休日、コロナ対策の情報、緊急連絡先など

特に、施工事例紹介モデルハウス紹介はユーザーの興味を引きやすく、アクセスしたユーザーが他のハイライトも見てくれるきっかけになります。


ハイライトの作成と整理のポイント

① 見やすいタイトルを設定

  • 「施工事例」「モデルハウス」「お客様の声」など、シンプルかつ分かりやすい名前をつける
  • ユーザーが何を探しているか直感的に分かるようにする

② カバー画像の統一

  • 目立つアイコンを設定し、色味やデザインを統一することで、プロフェッショナルな印象を与える
  • 例えば「施工事例」は青、「イベント」はオレンジなど、カラーコーディネートも工夫

③ 情報は整理して分かりやすく

  • ハイライトの中身は一目で理解できるように、時系列やカテゴリで整理
  • 同じ情報が重複しないようにまとめる

④ 古い情報は定期的に更新

  • 過去のイベント告知や終了したキャンペーンは削除、または最新情報に差し替える
  • ユーザーがアクセスしたときに「古い情報しか載っていない」と感じさせない工夫

実践例|工務店のハイライト設計

施工事例紹介
新築・リフォームの完成写真(ビフォーアフターも含む)

イベント情報
モデルハウス見学会やセミナーの開催告知
ストーリーズで案内し、ハイライトにまとめておくことで後からでも確認可能

お客様の声
実際に家を建てた施主のインタビューや感想
「信頼できた」「予算内で理想の家ができた」などリアルな声を共有

採用情報
社員インタビュー、職場の雰囲気を紹介
オフィスツアー動画や働いている様子の写真

住宅豆知識
家づくりの基礎知識や工法の違い、メンテナンス方法の解説
初心者向けの情報も細かく投稿

改善ポイント|効果的なハイライト運用

① ユーザーの目線でカテゴリを設計する

  • 自社目線ではなく、「お客様が知りたい情報は何か?」を意識
  • 「初めての家づくり」「施工の流れ」「見学会の予約方法」など、ユーザーの疑問に応える

② ストーリーズとの連携を強化する

  • 投稿したストーリーズは、即ハイライトに保存
  • 24時間だけで消える情報を無駄にせず、長期的な集客資産

③ 定期的な見直しと整理

  • 最新の情報が常に確認できる状態を保つ
  • イベント終了後の情報や古くなった施工事例は適宜更新

リール

リールは、短尺動画を活用して工務店の魅力をダイナミックに伝える強力なツールです。
施工過程やビフォーアフターを紹介することで、家づくりの具体的なイメージをユーザーに与え、信頼感や期待感を高めることができます。


リールとは?

項目内容
表示場所Instagramの「リールタブ」や「発見タブ」に表示され、非フォロワーにも届きやすい
動画の長さ最大90秒
公開範囲全体公開が基本。関連性の高いユーザーにも自動で拡散される
拡散力フォロワー以外にもリーチできるため、認知拡大に非常に効果的
編集機能テキスト追加、BGM挿入、フィルター、カット編集が可能

リールは、他の投稿よりも圧倒的な拡散力を持つのが特徴です。
発見タブにも表示されるため、フォロワー以外の潜在顧客にも訴求でき、アカウントの認知度を大きく向上させます。


リールの活用方法

コンテンツ内容具体例
施工過程の動画建設中の現場や作業風景をタイムラプスで紹介することで、実際の工事の進捗が伝わる
ビフォーアフターリフォームや新築住宅の「Before → After」を比較し、変化のインパクトを伝える
デザインの細部紹介内装や外装のこだわりポイント(無垢材の床、吹き抜けの天井、デザイン照明など)を紹介
お客様の反応完成した家を見たお客様のリアルな反応や感想を映像で伝える
ルームツアーモデルハウスや完成した家の内部を、動画でぐるっと紹介
イベント・セミナーの様子見学会やセミナーの様子をハイライトとしてまとめ、雰囲気を伝える

リール活用のメリット

拡散力が高い
リールはInstagramの「発見タブ」に表示されやすく、フォロワー外のユーザーにもリーチできるため、認知度拡大に効果的です。
他の投稿と比べ、2〜3倍の閲覧数を得るケースも少なくありません。

視覚的に伝えられる
写真だけでは伝わりにくい工務店のこだわりや施工プロセスを、動きのある映像で理解してもらえます。
特に「ビフォーアフター」や「タイムラプス」での工事過程は視覚的にインパクトがあり、関心を引きます。

フォロワー増加につながりやすい
非フォロワーが多く閲覧するため、フォロワー獲得の入り口としても効果的です。
魅力的なリール動画はシェアされやすく、自然な拡散が期待できます。


効果的なリールの作成ポイント

① 最初の3秒で興味を引く

  • Instagramのリールは自動再生されるため、最初の3秒が非常に重要です。
  • 魅力的な外観や完成間近の工事風景を冒頭に配置することで、最後まで視聴される確率が高まります。

② テキストとBGMでストーリー性を持たせる

  • 動画内に説明文やキャッチコピーを追加することで、伝えたい情報が一目でわかるようにします。
  • また、BGMの活用で雰囲気を演出し、視覚と聴覚の両方で印象を残せます。

③ ハッシュタグを適切に活用する

  • #施工事例 #家づくり #注文住宅 #ビフォーアフター
  • 人気のハッシュタグと地域名を組み合わせることで、発見タブでの表示率が上がります。

④ モデルハウスのバーチャルツアー

  • 特に遠方の顧客に対して、内部の様子や設備を詳しく伝えられます。
  • 「内覧会に行かなくても分かる!」という安心感を与えることができます。

実践例|工務店のリール活用

施工事例の紹介
 ビフォーアフターを3秒ごとに切り替える演出でインパクトを演出         
 完成した家の外観・内観をリズミカルな音楽に合わせて紹介

現場のタイムラプス
 上棟の様子や基礎工事の進行状況を早送り動画で見せる
 工事が進む様子を短時間で視覚的に伝える 

デザインポイント
 無垢材のフローリングや吹き抜けの天井など、デザインのこだわり部分をズームアップ 

見学会の告知
 モデルハウス見学会の案内をリールで流し、興味を引く
 予約への導線を最後に明確に提示 

改善ポイント|リールの運用を最大化する

① 定期的な投稿を意識する

  • 週1〜2回を目安にリールを更新することで、アカウントの活性化を維持
  • 定期的な投稿が発見タブでの露出を増やします。

② 短くてインパクトのある内容にする

  • 最初の3秒で興味を引き、全体を30〜60秒にまとめることで視聴完了率を上げる

③ ストーリー性を持たせる

  • 「着工 → 完成 → お客様の声」といった流れをリールで見せることで、家づくりの全体像が伝わりやすい

インスタライブ

インスタライブは、ユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取ることができる強力なツールです。
オープンハウスやルームツアー、質問会などをライブ配信することで、ユーザーの関心を引き、工務店の信頼度を高めることができます。


インスタライブとは?

項目内容
表示場所フォロワーの「ストーリーズ」一覧の最前列に「LIVE」として表示される
リアルタイム配信視聴者とリアルタイムで双方向のやり取りが可能
コメント機能視聴者からの質問や反応をリアルタイムで確認し、直接答えることができる
保存機能配信終了後に「ストーリーズ」に24時間保存できる
アーカイブ機能後日閲覧できるように「ハイライト」や「IGTV」に保存しておくことも可能

インスタライブは、リアルタイムのコミュニケーションに特化しているため、見学会や質問会などのイベントを臨場感たっぷりに伝えることができます。
特に、工務店のように「現場の雰囲気」や「建築過程」をユーザーに見てもらいたい業種には相性が抜群です。


インスタライブの活用方法

ルームツアー

キッチン、リビング、寝室など家全体を丁寧に紹介
照明やインテリアのこだわりも伝えられる

質問会

「家づくりで不安なことは?」と問いかけ、リアルタイムで答える
ローンの相談や間取りの考え方など、ユーザーの悩みに応える

施工風景の紹介

建設中の現場の様子や職人の作業風景をライブ配信
完成する前の状態を見ることで、信頼感が生まれる

イベントライブ

セミナーやワークショップの様子をそのまま配信
遠方の顧客にも同時に参加してもらえる

特に、ルームツアーは、現場に来られないユーザーでも家の雰囲気をリアルに感じてもらえるため、参加ハードルが下がります。


インスタライブのメリット

現場の臨場感をリアルに伝えられる

  • 動画よりもリアルタイムなやり取りができるため、その場の空気感をダイレクトに共有できます。
  • 視聴者が「本当にその場所にいるかのような体験」が得られ、親近感を持ってもらえます。

ユーザーの質問に即時対応できる

  • 視聴者からのコメントにその場で回答できるため、疑問や不安を即解消できます。
  • 「この窓のサイズは?」「断熱材は何を使っているの?」といった細かな質問にもリアルタイムで対応可能。

信頼関係の構築がしやすい

  • ライブ配信の臨場感や素の雰囲気が伝わることで、信頼感が生まれやすいです。
  • 撮影された動画では伝わりにくいスタッフの人柄や作業の真剣さが伝わり、ファン獲得につながります。

効果的なインスタライブの実践ポイント

① 事前告知を徹底する

  • ライブ配信の日時と内容をフィード投稿やストーリーズで告知しておく
  • 「見逃したくない」という心理を刺激し、リマインドを行うことで参加率を高めます。

② コメント対応を素早く行う

  • 配信中に寄せられた質問にはできるだけ即答する
  • 「コメントしても反応がない…」という印象を与えないよう、双方向のコミュニケーションを大切に

③ テーマを明確にする

  • 「リフォーム相談会」 「モデルハウス内覧ツアー」など、ライブの目的を明確にしておく
  • 視聴者も参加しやすくなり、質問も的確なものが集まりやすい

④ 見逃し防止のためにアーカイブを活用

  • 配信後は24時間のストーリーズに保存
  • さらに、ハイライトIGTVにまとめておくことで、後から来たユーザーも視聴可能

⑤ ライブ中の案内も忘れずに

  • 「気になる方はプロフィールのリンクから詳細確認してください!」
  • 「モデルハウスの見学予約は公式サイトへどうぞ」など、行動を促す導線を明確に

実践例|工務店のインスタライブ活用

現場見学ライブ
 実際の建設現場を回りながら、工法やデザインの説明

完成前のモデルハウスツアー 
 完成間近のモデルハウスを公開
 家具や内装が入る前の貴重な状態をリアルに見せる |

家づくりの質問会
 「土地探しのコツ」「リフォームの予算」など、ユーザーからの質問に答えるセッション 

スタッフ紹介
 設計士や現場監督を紹介し、工務店の雰囲気を伝える

実際に運用する手順

プロアカウントに切り替える

Instagramをビジネス向けに効果的に活用するためには、まずプロアカウントに切り替えることが重要です。
プロアカウントにすることで、詳細なアクセス解析や広告配信が可能になり、集客力を大幅に向上させることができます。


プロアカウントとは?

項目内容
アクセス解析(インサイト)投稿のリーチ数、エンゲージメント、フォロワー属性などを可視化できる
広告機能ターゲットを絞り込んだ広告配信が可能
連絡先ボタン電話やメール、地図リンクを設置し、問い合わせを促進
業種カテゴリの表示工務店やリフォーム業など、ビジネスの属性を明示して信頼感を高める
ショッピング機能自社商品やサービスを直接販売する場合に便利
公式認証バッジの申請ブランドとしての信頼性がアップ

プロアカウントに切り替えることで、マーケティングや集客活動が効果的に行えるようになります。
特に工務店のように「施工事例」や「イベント情報」を発信する業種では、インサイト機能や広告配信が役立ちます。


プロアカウントへの切り替え手順

  1. プロフィール画面を開く
  2. 右上のメニュー(≡)をタップし、「設定」を選択
  3. 「アカウント」を選択し、下部の「プロアカウントに切り替える」をタップ
  4. 業種を選択(例:住宅、リフォーム、建築など)
  5. 「ビジネス」を選択し、必要情報を入力
  6. Facebookページと連携する(任意)
  7. プロフィール画面に「プロアカウント」と表示されれば完了

プロアカウントに切り替えるメリット

詳細なアクセス解析が可能

  • 投稿ごとのリーチ数やエンゲージメント数を確認でき、どのコンテンツが効果的かを分析可能
  • フォロワーの年齢層や地域なども把握でき、ターゲット設定に役立つ

広告配信ができる

  • 工務店の施工事例やリフォーム事例をターゲットユーザーに届けられる
  • 「#注文住宅」「#リフォーム」などのハッシュタグと連動し、興味を持つユーザーにリーチ可能

ビジネス専用の機能を利用できる

  • 「連絡先ボタン」を設定することで、電話やメールでの問い合わせが簡単に
  • 「ビジネスカテゴリ」を設定し、フォロワーがどのようなサービスを提供しているかを理解しやすくなる

実際の活用例|工務店のプロアカウント活用


アクセス解析で効果測定
 施工事例の投稿後にリーチ数や保存数を確認

広告配信でターゲットに訴求
 30代ファミリー層を狙った「リノベーション事例」を広告配信
 エリア指定で地元住民に「完成見学会」告知をリーチ 

プロフィールにリンク設置
 自社ホームページや見学予約フォームへの導線を設置
「プロフィールから予約できます!」と投稿内で案内 

成功のポイント|プロアカウントを活かすために

① 定期的にインサイトを確認する

  • 「どの投稿が反響を得たか」を分析し、次回投稿のヒントに活かす
  • リーチが多かった投稿の傾向(写真か動画か、時間帯など)を把握する

② 広告の効果検証を行う

  • インプレッションやエンゲージメント率を確認し、広告の設定を最適化
  • 特定の投稿だけでなく、シリーズ投稿でテストし、反応を比較する

③ 信頼性の向上を図る

  • 業種カテゴリを「工務店」や「住宅」に設定し、専門性を強調
  • プロフィールには「実績」「事例紹介」「お問い合わせ先」を明確に記載

目的とターゲットを明確にする

Instagram運用の成功には、まず目的とターゲットを明確に定めることが不可欠です。
目的が定まれば、ターゲット層に合わせた効果的なコンテンツ作りが可能になります。


目的を明確にする

運用の目的を明確にすることで、アプローチ方法やコンテンツの方向性が具体化され、成果につながりやすくなります。主な目的は以下の3つです。


① 新規顧客の獲得

サービスの紹介や施工事例のシェアで興味を引き、新規顧客を誘導する。

② ブランド認知度の向上

定期的な投稿とストーリーズで会社のイメージを広め、認知度を高める。
施工のこだわりやスタッフの紹介を通じて「信頼感」を醸成する。

③ 既存顧客との関係強化

アフターメンテナンスの情報やリフォーム提案を行い、長期的な関係を築く。

定期的なコミュニケーションを通じて信頼を深め、リピート受注を狙う。

例:新規顧客の獲得を目的とする場合

  • 投稿内容:施工事例のビフォーアフター、モデルハウスの内観、完成見学会の告知
  • ストーリーズ:現場のライブ配信や工事中の様子、イベントのリマインド
  • リール:職人の作業風景や建築の裏側を短い動画で紹介

ターゲット層を設定する

目的が定まったら、次は「誰に届けるか」を明確にします。
ターゲット層の設定により、投稿のメッセージやデザイン、タイミングが具体化され、効果的な訴求が可能です。

項目具体例
年齢層20代〜40代のファミリー層、50代以上のリフォーム検討層
家族構成子育て世代、二世帯住宅の検討者、単身リフォーム希望者
ライフスタイル郊外にマイホームを検討中のファミリー、都市部でコンパクトな住まいを求める層
地域施工エリアを中心にターゲットを設定(例:東京都、神奈川県、埼玉県など)
興味関心自然素材の家、デザイン重視、エコ住宅、リノベーションなど

ターゲットに響くコンテンツ例


20〜30代のファミリー層
・マイホーム計画のポイントやローンの知識

40代〜50代のリフォーム層
・水回りや外壁のリフォーム事例
・断熱リフォームや老後に備えたバリアフリー設計
・耐震補強や二世帯住宅のリノベーション 

デザイン住宅志向の若年層
・モダンデザインの施工事例
・インテリアコーディネートの提案
・オープンキッチンや吹き抜けリビングの写真

目的とターゲット設定の流れ

目的の決定

  • 「新規顧客の獲得」なのか「認知度の向上」なのかを明確にする。

ターゲットの具体化

  • 年齢、ライフスタイル、興味関心を細かく設定。

投稿内容の決定

  • ターゲットに刺さるコンテンツを考え、投稿計画を立てる。

インサイト分析

  • インサイト機能を使って、どの投稿がターゲットに刺さったかを確認する。

成功のポイント

① ペルソナ設定を行う

  • 抽象的なターゲットではなく、「具体的な1人」をイメージして投稿する。
  • 例:30代、郊外に家を建てたい子育て世代の夫婦。

② 投稿内容をターゲットに合わせる

  • 若年層向けならデザイン重視、ファミリー層なら広々とした間取りをアピール。

③ ターゲットがアクティブな時間に投稿する

  • 平日20時〜22時、週末10時〜12時が効果的な場合が多い。

④ コメント対応やメッセージの返信も迅速に

興味を持ってもらった瞬間を逃さず、リアクションすることで関係を深める。

投稿するときは写真とハッシュタグを工夫しよう

Instagram投稿の質は、ユーザーの関心を引きつけるためのカギです。
写真の選び方ハッシュタグの活用によって、投稿の見られ方が大きく変わります。
適切な投稿ができれば、興味を持ったユーザーをフォロワーや見込み客へと導くことが可能です。


高品質な写真を使おう

Instagramは視覚的なプラットフォームであるため、画質の良い写真を使用するのは基本です。
特にモデルハウスや施工事例を紹介する場合、家具や小物を配置して“映える”写真に仕上げることで、ユーザーの目に留まりやすくなります。


投稿する写真のポイント

写真の種類内容
外観写真建物全体の美しいシルエットやデザインを伝える。道路からの見え方や周囲の景観も一緒に映すと良い。
内観写真リビング・キッチン・収納など、生活のイメージが湧きやすい場所を中心に。照明やインテリアにもこだわる。
ディテール写真ドアノブ、窓枠、キッチンカウンターなどの細部にこだわった部分をクローズアップ。
ビフォーアフターリフォームやリノベーションの効果が一目でわかる比較写真を活用。
施工風景職人が作業している様子や、木材や建材が使われている現場の写真。信頼感が伝わる。

写真枚数も工夫する

1投稿に最大10枚の写真を掲載できるため、外観 → 内観 → ディテールの流れで魅力を伝えると、ユーザーの興味を引き続けることができます。

  • 1枚目:外観の全景写真
  • 2枚目:リビングやキッチンの広々とした内観
  • 3〜5枚目:収納や細部のデザイン、使いやすい工夫
  • 6〜8枚目:施工風景やスタッフの作業風景
  • 9〜10枚目:ビフォーアフターの比較

こうすることで、ユーザーは「もっと見たい」と感じ、最後までスワイプしてくれる確率が高まります。


ハッシュタグで見つけてもらおう

Instagramではハッシュタグが投稿の“検索窓”です。
適切なハッシュタグをつけることで、フォロワー以外の多くのユーザーに投稿を届けることができます。
特に、工務店や住宅関連の情報は検索されやすいため、効果的なハッシュタグ選定が必要です。


ハッシュタグの種類

ビッグキーワード

・#工務店 #注文住宅 #マイホーム
・検索数が多い

スモールキーワード

・ニッチな検索に対応
・競合が少ないため、検索結果で目立ちやすい

例:#スキップフロア #家事動線の良い家


地域キーワード

・地元のユーザーにアプローチ
・実際の来場や見学会への参加率が高まりやすい

例:#〇〇市工務店 #△△エリア新築


オリジナルタグ

・ブランド認知の強化
・ユーザーがタグ付けしてくれれば口コミ効果も期待できる

例:#〇〇工務店の家づくり


おすすめのハッシュタグ構成

ビッグ × スモール × 地域 × オリジナルの組み合わせが最も効果的です。

例:#注文住宅 #家づくり #自然素材の家 #リノベーション #キッチンリフォーム #東京都新築 #〇〇工務店の家づくり


投稿後の確認ポイント

Instagramのインサイト機能を活用して、以下のデータを確認しましょう。

項目内容
リーチ数投稿がどれだけのユーザーに届いたかを把握
インプレッション数投稿が何回表示されたかを確認。リーチよりも多ければ複数回見られている証拠
エンゲージメント率いいね、コメント、シェア、保存の数を確認し、どの投稿が反応を得ているか分析
ハッシュタグからの流入どのハッシュタグがユーザーに見られているかを確認し、効果のあるものを絞り込む

次回への改善

  • 反応の良かったハッシュタグを優先して使う
  • エンゲージメントの高い投稿のパターンを分析
  • フォロワーのアクティブ時間帯に合わせて投稿

分析方法

インサイト機能を活用して、投稿の効果を見える化しよう

Instagram運用や広告を効果的に行うためには、データに基づいた改善の繰り返しが重要です。
そのために欠かせないのが、Instagramの「インサイト機能」の活用です。
インサイト機能を使うことで、投稿のパフォーマンスやフォロワーの動向を“見える化”し、次の戦略に役立てることができます。


インサイトで確認できる主な指標

Instagramのプロアカウント(無料で切り替え可能)にすることで、以下のような情報を詳細に把握できます:

指標名内容
フォロワー層年齢層、性別、地域、アクティブな時間帯など、フォロワーの属性を把握できます。
インプレッション数投稿がユーザーの画面に表示された回数。広告やリールなど、どの投稿が多く表示されたかを確認できます。
リーチ数投稿を見たユニークユーザーの数。実際にどれだけの新規ユーザーに届いたかが分かります。
クリック数プロフィールリンクやウェブサイト、電話番号などのクリック回数。問い合わせへの動線を確認できます。
エンゲージメント数いいね・コメント・保存・シェアの総数。どの投稿が最も反応を得たかを分析できます。
プロフィールビュー数投稿からプロフィールに訪れた回数。関心を持ったユーザーが詳細情報を求めてプロフィールを訪れた回数を示します。

データ活用のポイント

インサイト機能で取得したデータは、次のように活用できます。

ターゲットの確認

  • フォロワー層の年齢層や地域を把握することで、ターゲットに適した投稿内容や広告戦略を立てやすくなります。

投稿内容の改善

  • エンゲージメントの高い投稿を分析し、反応の良かったテーマやビジュアルを次回の投稿に活かす。
  • 例:リフォームのビフォーアフターが人気なら、定期的にアップする。

投稿時間の最適化

  • インサイトではフォロワーが最もアクティブな時間帯が分かります。
  • 例:20時〜22時がアクティブな場合、その時間帯に投稿を集中させる。

ハッシュタグの有効性確認

  • 特定のハッシュタグをつけた投稿のリーチ数を見て、効果のあるものを特定。
  • 例:#注文住宅 よりも #家づくり計画中 の方が反応が良ければ、今後そちらを積極的に使用。

広告活用時にも必須の分析ツール

Instagram広告も工務店にとって有効な集客手段ですが、ただ出稿するだけでは効果は見込めません。
インサイト機能を活用することで、次のような広告効果を把握できます:

分析項目内容
どの広告がどの層に届いたか性別や年齢、地域ごとのクリック数を分析し、効果の高いターゲットを特定できます。
クリックされた時間帯や曜日成果が出やすい時間帯や曜日を特定し、効果的な配信スケジュールを計画できます。
エンゲージメントが高かった投稿反応の良かった広告クリエイティブを参考に、次の広告を最適化できます。

分析 → 改善を繰り返して精度を高める

データをもとに「投稿の内容・時間・見せ方」を少しずつブラッシュアップすることで、Instagram運用の精度は確実に向上します。


改善の流れ例

課題見直すポイント改善策
リーチが少ないハッシュタグや投稿時間がターゲットに合っていないターゲットが検索しそうなタグを追加し、アクティブ時間に投稿
エンゲージメントが低い写真のクオリティや説明文が伝わりづらい高画質な写真を使い、分かりやすいテキストを追加
プロフィールビューが少ない投稿の内容が興味を引けていない、リンク誘導が弱いキャプション内で「プロフィールをチェック!」を促す

次のステップ

  • インサイトの定期確認:毎週、主要指標を記録し改善点を抽出
  • 改善計画の実施:特に反応が悪かった投稿の要因を分析し、次回に活かす
  • PDCAサイクル:投稿→分析→改善→再投稿の繰り返し

インサイト機能は、勘や経験だけに頼らない“データドリブン”な運用のカギです。
プロアカウントへの切り替えを済ませたら、次はインサイトを活用して、見える化された数字をもとに改善を進めていきましょう。

まとめ

Instagramは、住宅の魅力を視覚的に伝えやすく、検索や情報収集の手段としても広く使われているため、工務店との相性が非常に良いSNSです。リールやストーリーズなどの機能を活用すれば、施工事例や暮らしのイメージを自然に届けることができ、自社サイトや問い合わせへの導線作りにも役立ちます。

ただし、効果的な集客には戦略的な運用が不可欠です。ビジネスアカウントの設定プロフィールの整備、明確な目的設定に加えて、投稿のクオリティやタイミング、ハッシュタグの工夫がポイントになります。

さらに、インサイト機能を活用した分析により、フォロワーの反応や投稿の成果を可視化し、改善を重ねていくことが成功への近道です。エンゲージメント率や保存率、プロフィールアクセス数などの重要指標を確認しながら、投稿や導線設計を最適化していきましょう。

継続的な発信と分析・改善のサイクルを回すことで、“ファン”となる見込み客を増やし、信頼につながる集客基盤を築くことができます。今こそ、Instagramを活かした工務店のブランディングと集客を始めましょう。

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